カラーマネージメントモニター
今まではモニターで見る写真とプリンターで印刷した写真を見比べてみると、印刷した方の色が少し暗い色で印刷されていました。
これはメーカーによってプリンターの色付けがこのようになっていると思っていたので、毎回モニターの方で少し明るくなるように調整して印刷していました。
これはモニターで本当の写真の色を見ていないか、プリンターの設定が適切に出来ていないと言う事でまずは基準となる色を見てみたくなりました。
これはカラーマネージメントで解決出来そうです。
カラーマネージメントとは、デジタルカメラ、スキャナ、モニター、プリンターなどの異なるデバイス間の色を統一的に管理するシステムのことだそうです。
カラーマネージメントモニターの価格を調べてみると、ディスプレイで有名なEIZO(ナナオ)なんか安くても10万円以上します。
趣味で使用するには勿体なくて私には無理な価格です。
今現在私が三菱Dimondcrysta RDT233WX-Sを使っていて、どうせなら27型ぐらいが欲しいと思っていましたらBenQ SW2700PTが人気がありそうです。
本格的なカラーマネージメントモニターを6~7万円ぐらいの価格で買えるのはこれ以外にありません?
「BenQ カラーマネージメントモニター SW2700PT 27インチ」これに決めました。
モニターを使い続けると表示の経時変化が起こるので調整も必要になって来ます。
それはモニターキャリブレーションを行って調整します。
EIZOでは200時間に1回程度の頻度でキャリブレーションを行うと、常に安定した色を保つことができるとしています。
BenQ SW2700PTレビュー
SW2700PT設置
入っている箱の大きさを見た時はちょっと大きくて心配してしまいましたが、設置も思ったほど場所を取らず今まで使っていた23型の画面の横幅が10㎝ほど広くなるくらいでした。
しかしSW2700PTの本体の大きさは数値として記載されていますが、私の調べ方が足らなかったのか台座の大きさが分かりませんでした。
私の机は奥行きがあまりないため心配でしたが、台座の奥行約21㎝(幅31.2㎝)で何とか置く事ができました。
WebサイトはsRGB
Windows画面で設定を済ませてWebサイトを見ていたら、今までより派手な色で目がチカチカして来ました。
これはAdobe RGBで見ていたためでした。
ソフトによって違ってきますが基本はAdobe RGBではなくsRGBで見なくてはいけないみたいです。
Webサイトの閲覧や、通常の作業に適した表示はsRGBの設定がおすすめで、WindowsではPhotoshopなどのカラーマネジメント対応ソフトを使う時以外はsRGBモードで使わないと色が派手に表示されてしまいます。
その点SW2700PTはボタン1つで「Adobe RGB」・「sRGB」・「モノクロ」と切り替えられるので便利です。
Adobe RGBとsRGBの違いがすぐ分かります。
SW2700PTでWebサイトをsRGBで見ていたら、今まで使っていた三菱Dimondcrysta RDT233WX-Sも捨てたものではないと思いました。
それとAdobe RGBとsRGBを切り替えしなくてもいいように写真編集時のAdobe RGB専用と、通常作業時のsRGB専用のモニターを持っていると便利ですね。
編集時はAdobe RGB
色々調べて行くうちに写真編集する時はAdobe RGBで編集し、その写真を自宅で印刷する時はAdobe RGBで書き出し、Webサイトで使用する時はsRGBで書き出す方が良いみたいです。
自宅で印刷する場合とWebサイトで使用する場合では、写真の処理が異なるという事です。
写真一つでも色々と奥が深いですね。
今まで使っていたのがフルHD(1920x1080)で、SW2700PTがWQHD(2560x1440)。
何の作業を行うとしても作業領域が広くなって使いやすくなりました。
それと何といっても写真の色を正しく見ながら編集できるのは良いです。
ますますLightroomの編集にはまりそうです。