ワンセグチューナーで航空無線を聞く
事の始まりは2014年12月下旬の事でした。
職場の近くの書店へ立ち寄ってみると、この本の文字が目に止まりました。
「ワンセグチューナーでエアーバンドを聞く方法」
その場でこの本を開いてみると、PCでフリーソフトを使ってエアーバンド聞く方法でした。
「ふ~ん 本当にワンセグでエアーバンドが聞けるのか?」
ちょっと面白そうだったので買って帰りました。
そもそもエアーバンドって何なのか?
「航空機と管制室などの地上管理施設の間で交わされる航空業務に関する無線の事。」
といっても、基本的には英語で交信しています。
私としては意味は分からなくてもいいから、そもそもその無線が聞けるのかが問題でありまた興味がありました。
ここでまた私の悪い癖、無駄遣いが始まってしまうのでした。
まずワンセグチューナー、これを買わないと先へは進みません。
そして機器の接続を済ませフリーソフトをインストールして設定し受信しやすいFM放送(76MHz~90MHz)の周波数を合わせてみると、何かボソボソと聞こえる所がありました。
でも何を言っているのかはっきり分かりません。
アンテナが悪いと思いVHF・UHFアンテナで使われているアルミで出来た棒を買って来て付けてみると、今度ははっきりと聞くことが出来ました。
これでFM放送は聞ける事が分かりました。
問題はエアーバンドが聞けるかどうかです。
飛行場から常時流れているATIS(飛行場情報放送業務)の周波数に合わせてみると、
「・・・エアー・・ート、・・・スリートゥー・・・」
英語で何かを言っているのが聞こえて来ました。
ちなみに自宅から飛行場まで直線で10~15Kmほどの距離です。
「これはいけるぞ!」
もっといいアンテナを設置するとはっきりと聞くと事が出来るかもしれないと思いアンテナを買ってみました。
やはりアンテナは大事でした。
今度は「航空機」と「航空管制」との交信も聞けるようになりました。
アマチュア無線3級受験
ここからがやっとアマチュア無線の話になります。
こんなアンテナまで設置しても無線の事は何も知りません。
出来るならばもっと無線の事を知りたくなり、無線といえばアマチュア無線が頭に浮かびました。
よしアマチュア無線4級を取ってみようと調べてみると、4級を取るなら3級を取ろうと思い始めました。
何故なら一から覚えるなら3級も4級も難しさはあまり変わらず、モールス信号の筆記が2~3問ほどあるだけでした。
それなら最初からアマチュア無線3級を取った方がいいのではないのかと思いました。
早速本を買い勉強、私が買ったのは2015年版。
仕事の勉強は嫌だけど、趣味の勉強は面白かったです。
仕事の休憩時間・帰宅後就寝前少しでもコツコツと目標の試験日に合わせながらやっていました。
という事で、試験日に熊本までドライブがてら出発です。
ここまで来るのが長かったです。
これで立派なアンテナを建てて「趣味が無線です」と、言えるようになりました。
現在はイヤホン(無線機 IC-R6)で交信を聞きながらカメラで飛行機を撮っています。